私たちが使うドレミは、江戸時代、外国で生まれた平均律(12平均律)です。現代も別の音律を使用することもありますが標準的にはピアノのドレミです。
平均律は1オクターブを12等分した音です。ドレミファソラシは7つの音ですが半音と呼ばれる#(ピアノの黒鍵)を含めると12音あります。
12等分しているのにピアノは白鍵と黒鍵に分かれているのは何故でしょう?白鍵を12個並べた方がわかりやすいのに!しかも「ミ」と「ファ」、「シ」と「ド」の間には黒鍵がないですし。
これは白鍵の並びをハ長調にしたからなんです。ハ長調→ドレミファソラシドです。
長調は明るい・あたたかい感じをうける調べですよね、それを白鍵盤の並びにしたのです。
もし、白鍵の並びが短調だったら、音楽は暗い感じが基本になったでしょう。よく考えられています。
以下はマイコン屋的な話ですが、
ド(ド#)レ(レ#)ミファ(ファ#)ソ(ソ#)ラ(ラ#)シド、アルファベットで書くと C(C#)D(D#)EF(F#)G(G#)A(A#)B となります。「ラ」の音が「A」です。
「A」は440Hzで基準音として使用されます。 これはNHKの時報の音の周波数です。「ぷ、ぷ、ぷ、ぽーん」は「440Hz,440Hz,440Hz,880Hz」です。
※人の声の周波数は男女個人差はあるものの 100~900Hz位と言われていますので、ほぼ中央値の440Hzを基準にしたのかな!?
1オクターブは周波数でみるとちょうど2倍です。
ピアノの鍵盤は88鍵あります。低い「ラ」から始まり7オクターブ上の「ラ」更に上の「ド」までです。
鍵番号を1~88として、各鍵の周波数は次式で求まります。
周波数[Hz]=(2^((鍵番号-49)/12))*440Hz
このように「ラ」の440Hzを基準に、1オクターブを12等分した式になっていることがわかりますね。
鍵 周波数[Hz]
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40 261.626 ド C
41 277.183 C#
42 293.665 レ D
43 311.127 D#
44 329.628 ミ E
45 349.228 ファ F
46 369.994 F#
47 391.995 ソ G
48 415.305 G#
49 440.000 ラ A
50 466.164 A#
51 493.883 シ B
52 523.251 ド C