音は可聴音域にある空気振動を聴覚で認識できる現象で、「大きさ」「高さ」「音色」で構成されます。
【音の3第要素】
音の大きさ:主に振幅が要因
音の高さ:主に周波数が要因
音 色 :主に波形 (エンベロープやうなりを含む) が要因
楽器の音色は、基本波形とエンベロープ、うなりなどでほぼ決まります。
■基本波形
主な基本波形には
・正弦波・・・・・・・マイルドな音色
・方形波(矩形波)・・木管楽器に近い音色
・パルス波・・・・・・ピィヨン♪とかゲーム的な音色
・三角波・・・・・・・フルートに近い音色い
・のこぎり波・・・・・ストリングっぽい音色
・ノイズ・・・・・・・ザッーとかギャーとかいう音色
などがあります。
■エンベロープ(包括線:山々の稜線みたいなもの)
ピアノなど弦を叩いたり、ギターなど弦を弾いた音は、最初は音が大きく、次第に減衰していきます。
この過程をADSRと呼びます。※ Attack(立上り)→Decay(減衰)→Sustain(保持)→Release(余韻)
楽器により固有のADSRがあり、これも音色の修飾子です。
■うなり
周波数が異なる整数倍でない波形を合成すると「うなり」が発生します。
波には山と谷がありますが、波と波が重なるとき山と山で強め合ったり、山と谷で中和されたして、音の大きさが変化します。
波長(周波数)が異なるとこれがうなりとなって聞こえるのです。
ギターの調音に音叉を使ったりしますが、音叉の振動と弦の振動がズレていると”うゎんうゎん”とうなりが発生します。うなりが出ないように調整することで音合わせができるのです。
余談ですが光も波ですので、波長がズレていると干渉縞が発生します。レンズの曲面調整なんかも干渉縞を利用しているんですよ。

リバーブ、サスティーン、ビブラート、トレモロなど、音を豊かなにしてくれる音のふるまい。深いですね。