大阪イノベーションハブで下記セミナーを受講してきました。
1.AI・IoTで実現するモビリティサービス最前線!〜そのテクノロジーとビジネスチャンス
講師:平林 裕司氏(株式会社デンソーアイティーラボラトリ/代表取締役社長)
今のAI(人口知能)とIoT(モノのインターネット)による車の自動運転技術について、そして今後の発展フェーズ(ビジョン)をどう考えているかについて話を聞かせて頂きました。
AIを用いて歩行者がどの方向に進もうとしているのかを瞬時に判断する実験動画を見ましたが、人が判断するより早いのには驚きました。私が思うに、カメラ画像の中から人間を抽出・追跡し、視線や足の矛先などを画像分析し、AIで瞬時に処理して確率を出しているのでしょうが、いやいや凄い技術です。
自動運転技術は自動車メーカー各社は同レベルで進んでいたようです。ただ”自動運転”というキーワードが人々に与えるイメージを懸念していたようです。でも日産は言っちゃいましたね、矢沢永吉の「やっちゃえ日産!」インパクトありました(@_@)/
2.IoT時代の物流革新!“運ぶを最適化する”取り組みとは
講師:坂田 優氏(株式会社 Hacobu /COO)
物流業界では水先案内をされている個人や企業が大勢あることをまず知りました。水先人と言えば船舶を安全かつ効率的に導く専門家を指しますが、物流のトラックについてもそのように呼んでいるようです。
物流業は企業の荷出しに加え、近年はネット販売による輸送が増え、価格競争により低賃金となり、慢性的な人材不足に至っています。
話を聞いているとトラックは常に積荷を満載しているわけではないようです。そこで水先人の登場となるわけですが、水先人は各配送会社のトラックがどの時間にどこを通っているかを正確に把握しており、急な荷物などが発生した際、配送業者に適切な指示を与えることを生業としています。
水先人しか成し得なかったことをコンピューティングした製品が Hacobu社の MOVO(ムーボー)のようです。
MOVOは 運行管理サービス、無線温度センサー、マッチング サービスなどで構成されるシステムです。携帯電話やインターネットのインフラが整った現代だからできる素晴らしいIoTシステムだと思います。
まだ効率化できることがあったということですね、お客様の負担増加をせずに配送業者の賃金アップにつながりそうで良いアイデアだと思いました。